深海のクラゲ・クシクラゲ20選!光るものや巨大なものも【写真有】

深海のクラゲ・クシクラゲ20選!光るものや巨大なものも【写真有】
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深海に潜む、ユニークなクラゲたち。

深海とは

水深200m以深の海のこと。人の目ではほとんど真っ暗闇。さらに水深約1000mを超えると太陽光は一切届かなくなる。海洋全体の約95%が深海であるとされている。

クラゲは、刺胞シホウ動物の「クラゲ」と、有櫛ユウシツ動物の「クシクラゲ」の2種類に大きく分けられます。

刺胞動物「クラゲ」とは

一般的に想像されるクラゲの方。たくさんの毒針をもつ危険な生物。

有櫛動物「クシクラゲ」とは

触手に刺胞をもたず、体の表面に8列の「櫛版シツバン」をもつ。櫛板をぱたぱたと動かして漂泳する。

 

あくと2
あくと2

今回はクラゲとクシクラゲ、それ以外の種までまとめて紹介していきます!ミステリアスな雰囲気をもつクラゲたちを見ていきましょう!

 

深海のクラゲ20選!光るものや巨大なものも!

深海のクラゲ12選!

カギノテクラゲ

体長 : 約1~2cm
分布 : 広く分布
水深 : 0m~
主な食性 : 動物プランクトン
特徴 : 触手の先が折れ曲がっている、猛毒

触手の先が少し折れ曲がっており、鉤状カギジョウになっているところから「カギノテクラゲ」と名付けられました。傘の中にはきれいな十字の模様があります。これは生殖腺セイショクセンと呼ばれるもので、繁殖するために使われます。触れてしまうと頭痛や吐き気などの全身症状が出るのでお気をつけて!

 

アカチョウチンクラゲ

体長 : 約18cm
分布 : 太平洋、大西洋、南極海
水深 : 450~1000m
主な食性 : 動物を捕食
特徴 : 提灯チョウチンのような形、赤い傘

刺胞動物の仲間。外側の傘は無色透明だが、内側には赤い傘があります。(参考記事 : 赤い深海生物が多い理由

生まれたての頃は、巻き貝の仲間に付着して成長します。そして大人になると、逆にエビや他のクラゲ類の子供に付着されて生活します。このように深海では、他種の生き物同士が協力する形で生活する関係もあるのですね。

ツリガネクラゲ

体長 : 約2cm
分布 : 太平洋、大西洋
水深 : 0~300m
主な食性 : プランクトン類
特徴 : 無色透明の傘

ガラスのように透き通った体のクラゲ。傘の下の方にある白っぽい器官が口で、ここからプランクトンを食べます。触手は約100本ありますが、プランクトンをとらえるために使う必要があまりないからか、縮めていることが多いです。

 

ニジクラゲ

ニジクラゲもツリガネクラゲの仲間です。こちらもガラスのような傘が特徴的ですね。天敵に襲われたときは、触手を発光させて切り離し、目くらましにするそうです。(参考 : 深海生物の発光について

 

カノコケムシクラゲ

体長 : 2~3m
分布 : 広く分布
水深 : 100~1500mm
主な食性 : プランクトン類、エビ類
特徴 : たくさんの個体がつながって生活

「カノコケムシクラゲ」はクダクラゲ目の仲間。クダクラゲはたくさんの個体集まって群体を作る生物です。個体は約10cmですが、群体になると数mの大きさにまでなります。群体になったクダクラゲたちは、それぞれが別の形へと成長します。完全に群体として生きるわけですね。

 

ナガヨウクラゲ

体長 : 群体で約2m
分布 :
水深 : 400~1000m
主な食性 :
特徴 : 群れになって生活

「ナガヨウクラゲ」も「カノコケムシクラゲ」と同じくクダクラゲの一種。発光しながら泳ぐ様子はとても美しいですよ。(参考 : 深海生物の発光について

 

ハッポウクラゲ

体長 : 約4.5cm
分布 : 広く分布
水深 : 660~1168m
主な食性 : プランクトン類
特徴 : 赤色の体、8本の触手

「ハッポウクラゲ」は小さくて赤いクラゲ。8本の触手もあるので、タコのような見た目ですね。人工衛星のようと言われることもあるようです。(参考記事 : 赤い深海生物が多い理由

 

キタユウレイクラゲ

体長 : 約50cm
分布 : 日本近海
水深 : 0~300m
主な食性 : クラゲ類
特徴 : 大型。クラゲを捕食。

「キタユウレイクラゲ」は傘の直径だけで約50cmにもなる大型のクラゲです。実際には長い触手があるため、数m以上の大きさ。他のクラゲたちを触手の毒針で麻痺させて捕食しています。

 

クロカムリクラゲ

体長 : 約20cm
分布 : 広く分布
水深 : 300m~
主な食性 : イカ類、タコ類、エビ類、プランクトン
特徴 : 赤色の傘、触手の向きを一般的なクラゲと逆にできる

「クロカムリクラゲ」は赤黒い色のクラゲ。赤色の胃と全身を青白く光らせることができるところが特徴。触手が上向きになるところも可愛いですね。(参考記事 : 赤い深海生物が多い理由

 

ムラサキカムリクラゲ

体長 : 約25cm
分布 : 広く分布
水深 : 250~700m
特徴 : 冠のような赤色の傘

「クロカムリクラゲ」と名前が似ている「ムラサキカムリクラゲ」。実は少し違った種類のクラゲです。尖った形をしているクロカムリクラゲとは違い、平らな形をしています。漂泳しているようすはまるでUFOですね。

 

ディープスタリアクラゲ

体長 : 約60cm
分布 : 太平洋など
水深 : 600~1750m
主な食性 : プランクトン類
特徴 : 巨大な傘、傘のふちから伸びる触覚が無い

「ディープスタリアクラゲ」はかなり大型のクラゲです。傘の直径だけで約60cmにもなります。しかし傘から伸びる触手がないため、他の大型クラゲと比べると小さく見えるかもしれません。傘は透明で非常に薄く、体全体の器官が透けて見えます。

 

ユビアシクラゲ

体長 : 75cm
分布 : 日本近海など
水深 : 約1000m
特徴 : 7本の太い腕

「ユビアシクラゲ」も非常に巨大なクラゲです。4~7本ある太い指のような器官が特徴的ですね。これは触手ではなく、口腕コウワンと呼ばれる部位です。この口腕で餌のプランクトンを集めて食べると考えられています。

深海のクシクラゲ7選!

アミガサクラゲ

体長 : 5~10cm
水深 : 0~600m
主な食性 : クシクラゲ類など
特徴 : 平たい体、クラゲを捕食

「アミガサクラゲ」はクシクラゲの仲間。細長い体が特徴的です。全身が青白く光る生物発光もできるようです。(参考 : 深海生物の発光について

 

テマリクラゲ

体長 : 約1~2cm
分布 : 広く分布
水深 : 700~3000m
主な食性 : プランクトン類
特徴 : 2本の長い触手

クシクラゲの一種。手毬テマリのような形をしていることから「テマリクラゲ」と名付けられています。かすかではありますが、発光する力ももっているようです。(参考 : 深海生物の発光について

 

コトクラゲ

体長 : 約15cm
分布 : 日本近海
水深 : 70~230m
主な食性 : プランクトン類
特徴 : ウサギの耳のような2本の腕、学名「Imperatoris」の意味は皇帝

黄色いうさぎのような見た目をしているクシクラゲの仲間。触手の先についている粘着性の物質でプランクトンを捕まえます。いまだ謎が多い生き物です。

 

オビクラゲ

体長 : 約2m
分布 : 熱帯~亜熱帯海域
水深 : 0~300m
主な食性 : プランクトン類
特徴 : 帯のような身体

透明なウツボのような見た目をしていますが、立派なクシクラゲの仲間。英名では「Venus girdle」。ビーナスの帯という意味です。帯の中央にある白い筋は胃。この胃の真ん中から口が出ており、ここからプランクトンを食べます。

 

キタカブトクラゲ

体長 : 約15cm
分布 : 太平洋、大西洋、北極海
水深 : 0~1200m
主な食性 : エビ類、プランクトン類
特徴 : 無色透明、カブトのような形

無色透明のクシクラゲです。兜のような形をしていることから「カブトクラゲ」という種の名前がついています(写真は上下さかさまになっています)。櫛板に光が反射していて綺麗ですね。

 

アカカブトクラゲ

 

アカカブトクラゲもキタカブトクラゲと同じ仲間です。こちらは無色透明ではなく、赤っぽいビビッドな色合いですね。(参考記事 : 赤い深海生物が多い理由

 

シンカイウリクラゲ

体長 : 約10cm
分布 : 北太平洋など
水深 : 150~750m
主な食性 : クシクラゲ類など
特徴 : 他のクシクラゲを捕食

クシクラゲには約140種の仲間がいますが、その中でウリクラゲ科は唯一触手を一切もたない仲間です。一般的にクシクラゲは、職種の粘着性物質でプランクトンを捕食することが知られていますが、ウリクラゲは他のクシクラゲを丸飲みしています。自分の4倍以上ある大きさのクシクラゲを飲み込むこともあるのだとか。

  

その他のクラゲ

ヒメゾウクラゲ

体長 : 約50cm
水深 : ~約100m
主な食性 : プランクトン類など
特徴 : カタツムリの親戚、口から象の鼻のような触手を伸ばして捕食するのが由来

「ヒメゾウクラゲ」は刺胞動物でも有櫛動物でもなく、巻貝類の一種で、カタツムリの親戚です。三角形に近い形の殻をもっています。捕食時に口の中から象の鼻のような触手を伸ばすことが名前の由来です。

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まとめ

今回は深海に生息する20匹のクラゲを紹介しました!クラゲは他の生物と違ってミステリアスな雰囲気が独特で、魅力的ですよね。

このブログでは他にも様々な深海生物を紹介しているので、ぜひ他の記事もご覧になってください!

それではまた次の記事で!

参考文献

 

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